感染が疑われる利用者及び濃厚接触者への対応「陽性者・軽症者を例外的かつ一時的にケアする際のゾーニングの方法」

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1.ゾーニングのポイント
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●隔離人数が1人・2人の場合、あらかじめ準備した隔離部屋を活用するのが便利であるが、人数が増えた場合は、各自の部屋をうまく活用して、個別に隔離していく必要がある。

●隔離部屋を準備する場合、施設の構造や、隔離される利用者の状態(認知症や自立度)も考慮して場所を決定する。病院等では、奥まった場所に隔離エリアを置くことが多いが、施設では、認知症の方の場合すぐに部屋から出てきてしまう、高齢者なの
で急な状態悪化が起こりやすい、などの理由から、奥まった場所が不利になることもある。きちんとエリアが区切れるのなら、スタッフステーションに近い場所に隔離部屋を設置することも検討する。

●手袋やガウンなどの個人防護具は、自分の体や衣服を汚染させないために着用する。必ず隔離エリア出口で注意して脱ぐ。個人防護具を着用したまま安全ゾーンに出ない。

●個人防護具を脱ぐ回数が増えるほど、スタッフの感染リスクは大きくなる。個人防護具を脱ぐ回数が少なくなるように、計画的に業務を実施する。また、個人防護具を着て作業するスタッフを、安全エリアから支援する外回りスタッフを置いて、2人1組で作業すると便利である。この際、隔離エリアと安全エリアの境目に、スタッフ間で物品を直接受け渡さなくて済むように、小さなテーブルや台を置くと便利である。

●可能であれば、新型コロナ対応を行うスタッフは限定した方が良い。

●患者が発生する前から、実際に一日の流れをシミュレーションしてみる。どこで個人防護具を着て、どこで脱ぐのか。トイレはどうするか(可能な限り隔離患者専用のトイレとする。共用トイレの場合、隔離患者使用後は、接触部分をアルコールなどで消毒し、十分換気を実施してから他の方が使用できる、)。食事の運搬、残飯の処理。悪化した場合の手順。オムツや排泄物の処理の手順。病院へ行く場合の動線など。

●どんなに気をつけても施設では集団感染が発生しうるので、家族にはそのリスクについて普段からご説明、理解を促す。

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2.施設で感染者を観察する際のポイント
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●意識状態に注意。明らかに意識が普段と異なる場合には医療行為が必要。

●重症化を判断するために最も大切なのが酸素飽和度。パルスオキシメーターが必要。

●レントゲンや血液検査などは不要。重症化を判断するために最も大切なのが酸素飽和度。このため、施設でもパルスオキシメーターが必要。酸素飽和度が低下してきたら、医療行為が必要。

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